メンテナンスセッションのメニューを作ったきっかけは

グリーフケアからでした。

 

今から3～4年前

ちょっとご相談があります・・・

何年も母の介護をして来ました。最後の死も看取りました。

でも亡くなっても、何か月経っても泣けないんです・・・

こんな自分が嫌で

泣けない私はひどいでしょうか？

 

会話中に介護中の母への怒りや悲しみなどをずーっと話されています。

他の姉妹と比較せずに自分を認めて欲しい・・・

感情の起伏もありました。

 

私は「泣けなくても良いんじゃないでしょうか？泣けなくても

自分を責める必要も、誰かを責める必要もないです。」

「泣けなくても良いんですね」とほっとされて帰られました。

 

この時に選ばれた香りは「イランイラン」

この香りは好みが分かれる香りでもありますが

早い心拍数をスローダウンさせ過呼吸や高血圧にも良いとされていますが

怒りや不安、ショックやパニック、イライラなどの感情を解放するともあります。

 

大切な人を亡くした時、悲しみが深く

罪悪感、怒りなどの感情の揺れに苦しんだり

感情にふたをする人もいます。

 

私は人を癒すためにアロマセラピーをしているわけではありません。

その人が自分の力で癒えるのを待ちます。

その人が少しずつでも前を向いて自分の人生を生きるのを

信頼して関わる。

 

トリートメント希望ではない方が

カウンセリング料を取って下さいと言われた事がきっかけでしたが。

私はカウンセラーではないので

色々と考えて

メンテナンスセッションと名付けました。

 

また、トリートメントにはお子様を亡くされ方などもお越し下さります。

「良い香りですね」と笑顔になって深呼吸されます。

 

香りやトリートメント、カウンセリングの関りを通して、

少しでも前向きに自分の人生を歩み

生活を立て直す事のきっかけになれば幸いです