看取りの現場で

一番やりたかった看取りの現場でのアロマセラピーですが

5月末ごろより週1回のペースで実践していました。

※ご家族様の許可を得ていますので少しずつ紹介していきます。

 

使用精油:埼玉黒文字・野生ラベンダー 芳香浴:四万十ゆず

※下肢の冷え、倦怠感著明

部位:両下肢・背部・臀部  

施術時間:合計30

体位:仰臥位・右側臥位ばかりのため(褥瘡予防)

   トリートメント時には左側臥位にする

植物油:サンフラワーオイル

 

身体がだるいと倦怠感の訴えがあり、特に腰部がだるいとの事でアロマトリートメント開始。

香りの反応では、ゆずを嗅いだ瞬間に「強いね」と表現したため、嫌いなのか尋ねたら「強くて良い」との事でした。

トリートメントに使用した精油は埼玉黒文字と野生ラベンダー(ボイヤーさん)

北海道では黒文字はあまり馴染の香りではありませんが、「これいいね」と笑顔が見られていました。

施術時間は両下肢10分と背部、臀部の20

初めてのアロマトリートメントでしたが

「気持良いね、安心するね」と話されました。

 

倦怠感の軽減が目的で開始しましたが、ご本人様より「安心するね」

と言われた時

不安感が強かったんだと考えました。

アロマトリートメントで少しでも不安の軽減につなげていきたいと思います。

 

看取りの現場では死に近づきます

死は決して誰もがさける事ができませんが

死期が近づいてくる時

色々な恐怖が出てきます。

アロマセラピーを通して

少しでも安心して過ごしてもらえれば幸いです。